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●東海地震警戒宣言について |
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日本で唯一地震予知の可能性があるといわれているのが東海地震です。気象庁では24時間体制で地表付近のゆがみや地下水、潮位の変化などを監視しています。もし前兆現象などの異変があった場合は、専門家による判定会が招集され、判定会の結論によって以下のような発表が行われます。 |
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●東海地震警戒宣言シミュレーション |
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東海地震 警戒レベルT 観測情報 |
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1ヶ所で見られた歪みの異常が前兆現象の可能性があるかもしれない場合に発表されます。 |
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これは「観測データの変化が地震の前兆とは限らないので調査中」であるという意味です。この時点では、ニュース速報や字幕スーパーのみの表示がされます。 |
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<観測情報が出た場合にやるべきこと> |
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・テレビ・ラジオで、その後どんな情報が出るか注意しながら、 平常通りの生活を続ける。 ・念のため、避難リュックの用意や家具転倒防止などの準備を 行う。 |
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東海地震 警戒レベルU 注意情報 |
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2ヶ所の歪みの異常が地震の前兆である可能性が高まった場合に発表されます。 |
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これは、国・自治体・防災関係機関等が早めの準備行動に入り、その後の社会的混乱を軽減するために出されるものです。 |
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この時点では、テレビ・ラジオの放送中の番組が中断し、特別番組に切り替わります。びっくりされる方も多いと思いますが、上記に書いたように国・自治体・防災関係機関等の準備のために出されるものなので、私たちはパニックすることなく着々と準備を行うことが大切です。そして政府からの呼び掛けや、自治体等が定める防災計画に従って行動して下さい。 |
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<注意情報が出た場合にやるべきこと> |
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・テレビ・ラジオから伝わる情報を収集し、正確な状況を把握 する(通信網、交通網、病院情報など)。 ・生活必需品の確保をする。 ・今後の防災避難生活に備えて準備する。 |
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<注意情報が出た場合に予想される混乱> |
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・電話の不通 ・児童や生徒、社員の帰宅などで人があふれ、混乱が起こる。 ・帰宅を急ぐ人や安全な場所へ移動しようと車を使う人が増え、 大渋滞になる。 ※注意情報の時点では、新幹線・在来線はほぼ通常通りの運行が 予定されています。 ・病院の閉鎖。 ※充分な耐震性のある病院では、通常通りの診察が行われる 予 定。しかし耐震性に不安のある病院では閉鎖し、入院患者の転 院準備などが行われる。 ※地震発生の危険が高まった場合、外来を閉鎖する病院も出てくる ので、通常通りの診療が行われる病院名はメモをとっておきましょ う。 ・食料・水などの買占めのために、スーパーやコンビニへたくさ んの人が殺到する。 |
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